多焦点眼内レンズ

”多焦点眼内レンズ”多焦点眼内レンズは、光の性質(屈折)を利用して、遠くと近く、または遠くと中間の2ヶ所に焦点を結ぶことができる眼の中に入れるレンズです。近視・遠視・乱視と老眼が同時に矯正可能です。近く用のレンズの場合、目安として新聞やメニュー、値札ほどの大きさの文字が、裸眼で読めるようになります。

レンズはドイツ製で、構造は一見遠近両用メガネのようですが、特に目線の位置や顔を意識して動かさなくても、最先端の技術により自然に見ることができます。将来的に劣化によるレンズの交換やメンテナンスの必要がなく、眼の中で破損することもないので、安心して使える眼内レンズです。

手術方法は白内障の手術方法と同じで、眼の中にある水晶体を取り除き、代わりにこの多焦点眼内レンズを挿入します。手術後は眼帯を数日間装用するので、1週間ほど間隔をあけて片眼ずつ手術を行います。


”手術方法”

多焦点眼内レンズのメリットとデメリット

メリット

  • 遠くも近くもある程度メガネなしで見える。

デメリット

  • 近くは30〜40cmの距離でものが見やすいように設計されており、それ以上近づけたり離して見ると見えにくい場合がある。
  • 薄暗い場所では、文字などが見えにくい場合がある。
  • 辞書などの小さい文字などを見る際には、老眼鏡が必要になる。
  • 視力が安定して自然な見え方になるまで3〜6ヶ月かかる場合がある。
  • レンズの種類によっては夜間や暗い場所で、街灯や車のライトがまぶしかったりにじんで見える(通常は日常生活に影響しない程度)。